βグルカン健康食品
βグルカンという単語が社会に浸透してきました。
以前から多くの健康食品の販売店では、「βグルカンが豊富」「βグルカンが○の何倍」という言葉使いで、康食品の中に含まれる貴重な成分の一種として宣伝されていたものです。ここ最近では、各方面の研究や報告で触れられるようになってきました。それだけ、このβグルカンという成分の機能性の認識と重要度が増してきているということでしょう。
そのどれもが共通して、奇跡のキノコであり、幻のキノコとされて、大量に販売されいる様子はもはや茶番という表現が相応しいやもしれません。
一方、単に「βグルカン」と呼ばれる健康食品が登場しました。この「βグルカン」には、市場関係者だけでなく、βグルカン健康食品の消費者からも驚きと歓迎を持って迎えられ急速に拡がっています。この本来は成分の名前であるはずの「βグルカン」が製品名になっている健康食品とは、文字通り「βグルカン」の純度が極めて高いことが特徴である「パン酵母原料のβグルカン」の健康食品のことです。
しかし、従来品のキノコ健康食品と比べるとβグルカンの純度が雲泥差で多く、抽出物の6〜8割超、つまり製品の中身の殆どがβグルカンであることから、「パン酵母抽出物を食べること」=「βグルカンを食べること」と解釈された同義語が使用されています。
要するに、キノコ健康食品もパン酵母健康食品も、何かの原料から有望な機能性成分βグルカンを可能な限り純度高く抽出することに注力しているという点では、目的も手段も、ほぼ同様だとと言えます。しかし、結果=βグルカンの純度に数倍という大きな格差が存在しているのが現実です。
今までが酷すぎたのか、パン酵母由来のβグルカンを優れているのか、いづれにせよ、「βグルカン」という成分名が製品名と同等同格に見做されているパン酵母βグルカンは新しい可能性を提供してくれています。
唯一の問題は、価格=経済性です。
「βグルカン」=「パン酵母βグルカン」は、肝心のβグルカンが低いものでも60%以上、高品質の製品では85%以上ものβグルカンが入っていることから、
βグルカン健康食品としての品質は申し分ない製品ですが、残るは一般人でも継続して購入できる適切な販売価格だけが課題でした。
残念ながらこれまでに日本で販売されきたパン酵母由来のβグルカンは、1本が6万円以上するような不当に高額な健康食品だったのです。
しかし、「βグルカン」=「パン酵母βグルカン」の知名度と認知度の上昇につれて、欧米諸外国での販売価格=1万円以下で購入することができる商品もいくつか販売が開始されました。(偽装品も同様に増えていますが...)
日本でも信頼できる「βグルカン」を探し当てられれば、国内で良質のβグルカンを安く入手できる時代になったようで、嬉しい限りです。
「βグルカン」=「パン酵母由来のβグルカン」という言い換えは、
或る意味では、日本での機能性成分の認知度の向上と、成分と価格のバランス意識の発芽とも、理解される事象かもしれません。
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